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カナダのDan SnaithによるCaribouの2007年作のフルアルバム。Caribou名義なってからは2作目、Manitoba名義時代も含めると通算4作目のフルアルバムとなります。
リズミカルな打ち込みのビート、小刻みな反復の波で飛び交うエレクトロニクス~スペーシーなエフェクトなどのエレクトロニック・サウンドと、ハーモニックな淡いヴォーカルをフィーチャーした、フォーキー+オーケストラルな60年代サイケポップラインのバンドサウンドで展開されるドリーミーなサンシャイン・ポップ。もはや完全にポップでキャッチーな路線のサウンドとなりましたが、Four Tetにも通じる混沌としながらもカラフルな、エクスペリメンタル~サイケなトリッキーな音使いのエレクトロニック・サウンドも見せており、2nd『Up In Flames』以降のポップセンスと多彩な音を操る手腕が存分に発揮されているポップアルバムに仕上がっています。Beach Boys~Brian Willson、Beta Band、Polyphonic Spree、Flaming Lipsなどのサウンドがお好きなかたにオススメな1枚です。