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2008年作の前作『Memory Drawings』以来3年振りのリリースとなる、Tarentel、Moholy-Nagy、Halifax Pierのメンバーなどによるサンフランシスコの3人組The Driftの3rdフルアルバム。前作までは4人組でしたが、Driftサウンドの特徴でもあったトランペットを担当していたメンバーのJeff Jacobsさんが病気で亡くなられてしまったため、現在は3人組となっています。
タイトで硬質なドラム〜重々しく上下に波打つ反復フレーズを奏でていくベースによる、すき間から緊迫感のある空気を醸し出しているリズムに、ディレイのかかった催眠的なギターフレーズのレイヤード、アンビエンスなトレモロ〜フィードバックノイズ、サイケに歪んだギターフレーズ〜アブストラクトな五月雨のギターフレーズ、緩んだまどろみのギターなどの、アンビエント〜ドローン〜エクスペリメンタル〜サイケなどを消化したギターサウンドをあわせた、スモーキーな渋みのあるインスト・ポストロック。トランペット奏者を失った事で、これまでのジャズ〜フリージャズの要素が薄くなり、また音数や1曲の中での起伏や展開も少なくなったシンプルなプロダクションのサウンドとなっていますが、ミニマルながらも存在感のある硬さと、アトモスフェリックで瞑想的な穏やかさが絶妙の地点で交わっている、各音に吸引力のあるサウンドを作り上げています。Del Rey、Lemko Hall、Parlour、Do Make Say ThinkやTarentelの初期作品、Dianogah、Shipping Nwesなどのサウンドのファンのかたにオススメな、まさにTemporary ResidenceがUSを代表するポストロック・レーベルであることをあらためて証明してくれているようなポストロック・アルバムです。全9曲57分収録。
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