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サウスキャロライナのBrian GraingerによるMilieuの2011年7月にリリースされた編集盤アルバム。
今作は(リリースは今作と同じく2011年7月ですが)Milieuとして活動を始める前に、Parallax名義で制作していたアルバム『Blisschord』のサウンドから発展させてMilieu名義で制作・リリースした楽曲を収録。1曲目の「Blisschord」は2007年作のMilieuのEP『Three Space Songs』に、2曲目の「Blisschord II」は2010年作のGravity Haloのコンピレーションアルバム『Broken Pieces』にそれぞれ収録されている既発曲で、3曲目の「Blisschord III」は2011年3月に行なわれたライヴの時のライヴ音源となります。1,2曲目はサイケがかった緩いシンセの揺らめきと、重たいベース〜淡白なダウンビートによるBoards Of Canada〜Casino Versus Japanなどに通じるエレクトロニカ〜ダウンテンポ。3曲目は最初10分以上ノンビートのドローン調のサウンドが続いた後、10分過ぎからビート〜ベースや浮遊感のあるシンセも加わって、同系統のソフトサイケなビートトラックに発展する25分に渡る長尺のトラックをそれぞれ聴かせています。ビートをもったりと効かせながらも緩い雰囲気の漂う、初期Milieuの流れを汲む作品のファンのかたにオススメなアルバムです。全3曲46分収録。限定50枚でのリリースです。
1. Blisschord ♪Listen
2. Blisschord II ♪Listen
3. Blisschord III