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Marc BianchiによるHer Space Holidayの、2008年作の前作『XOXO, Panda And The New Kid Revival』以来3年振りのリリースとなるフルアルバム。Marc Bianchiは90年代後期から15年に渡ってHer Space Holidayとして活動して来ましたが、今作がHer Space Holidayとしてのラスト・リリースになるようです。
アコギ〜ローズピアノ〜アコーディオンなどが柔らかく奏でられるほのぼのとしたアコースティック・サウンドや、躍動感のあるドラムと高揚感のあるカラフルなシンセ、晴れやかに鳴らされるストリングス〜フルート〜ホーンなどによるオーケストラ・サウンドと、ソフトで温もりあるうたで聴かせるドリーミーなインディーポップ〜インディーロック。これまでのキャリアの中でHer Space Holidayが見せて来た、ローファイ〜エレクトロニカ〜オーケストラ・ポップ〜ソフトロック〜60年代サイケポップなどの、多様な音楽性が鮮やかに混じり合ったポップなサウンド、様々な音楽性の変遷がここでひとつにまとまったような、まさにラストリリースに相応しい集大成的なアルバムに仕上がっています。日本ツアーでバックバンドをつとめていた4 Bonjour's Partiesをはじめ、Caroline、Via Tania、Marcがかつて在籍していたポストコア・バンドIndian Summerの元ドラマーEyad Kaileh、Plug Research〜Western VinylからリリースしているOla Podrida、City Lightのメンバーふたりなど、Her Space Holidayとつながりの深いゲストが多数参加しています。全10曲34分収録。同じアルバムですが、こちらのUS盤と先行リリースされていた日本盤とはジャケットのアートワークが異なっていますのでご注意ください。
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