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CCOのサブレーベルBüro、日本のSymbolic Interactionなどからリリースしている男性2人組ユニットOne Second Bridgeの片割れ、メキシコのVicente García LandaのソロプロジェクトFonogramのフルアルバムがThe Land Ofからリリース。これまでこの名義ではコラボ作などをまとめたデジタルオンリーでのアルバムと、Awkward SilenceからKonntinentとのスプリットEPをリリースしていますが、フィジカルでのフルアルバムのリリースが今作は初となります。
なだらかなアンビエント・シンセ〜ギターのフィードバックや、ディレイ〜リヴァーヴのかかった柔らかいギターフレーズなどで緩やかに佇むアトモスフェリックなサウンドと、ごわごわとしたノイズのドローン〜クランチノイズ〜フィールドレコーディング・サンプル〜細かいエレクトロニック・サウンドなどのアブストラクトなサウンドを組み合わせたエクスペリメンタル・サウンド。アコギ、シンプルな打ち込みのビート〜ドラム、そしてヴォーカルもフィーチャーしたインディーロック〜エクスペリメンタル・ポップ寄りのトラックや、フリーフォームな細かい音がチリヂリと飛び交うアヴァン・トラックなども見せている、One Second Bridgeと同じく、シューゲイズ〜アンビエント方面とリンクする繊細でノスタルジックなムードと、アブストラクトなエクスペリメンタル~音響テイストなどの多様性が混じり合った作品に仕上がっています。エクスペリメンタル系のファンだけでなく、n5MDのシューゲイズ〜アンビエントを消化したエレクトロンカ〜ポストロック作品のファンの方等にもオススメなアルアムです。全12曲50分収録。盤はCD-R、シルクスクリーンでアートワークをプリントしたボール紙地のパッケージで、限定100枚でのリリースです。
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