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V/Vm名義をはじめ多数の名義で数多くの作品をリリースしている、UKのJames Leyland KirbyのThe Caretaker名義での2011年作のフルアルバム。このCaretaker名義も90年代後半から現在まで長く続けており、今作は8作目のフルアルバムとなります。
今作の楽曲は古いレコード(78回転のSP盤)からのサンプルを元に、リアレンジ・再編集して製作。オリジナルのヴァイナルから発せられているアナログ感のあるプチノイズや、仄かなドローンや薄いさざ波のノイズなどと共に、穏やかなストリングス、ジャジーなピアノなどのオーケストラ・サウンドがセピア色の淡さを持って染み渡る、イージーリスニング〜ラウンジ〜クラシカルなアンビエント・サウンド。1930年代〜40年代頃の社交場や、古びた洋館の居間、うらびれた場末の遊園地などで鳴らされている光景が思い浮かんでくるような、しみじみとした郷愁ともの悲しさのある不思議な空気に包まれるクラシカルな作品に仕上がっています。全15曲45分収録。
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