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EmeraldsのJohn ElliottがEditions Mego内ではじめたヴァイナルオンリーのサブレーベルSpectrum Spoolsからリリースされた、NYブルックリンのシンセ奏者3人組FORMAの、2011年作のデビューアルバム。
パーカッシヴなビート、裏打ちのハット〜4つ打ちのキック、もったりとした淡白で緩やかなドラムマシーンのビートなどに、歪んで波打つサイケなシンセ〜スペーシーなシンセや、丸みのあるキャッチーなシンセフレーズ、幽玄的な浮遊感のある揺らめきのシンセなどの、多彩なアナログシンセをレイヤードしたシンセサウンドをあわせた、コズミックなエレクトロニック・サウンド〜エクスペリメンタル・ロック〜エレクトロニック・ロック。シンセが中心のサウンドですが、シンセだけでなくドラムマシーンによるビートを取り入れたことで、スペースロックやクラウトロック、またはエレクトロニカなどにも通じる多様性を感じさせるサウンドに仕上がっています。少しタイプは異なりますが、同じ3人組のミシガンのKilnにも通じる(ジャケットのアートワークも近いものを感じます)バンドっぽいテイストを消化したスペーシー〜アンビエントなサウンドを作り上げています。Side-Aに6曲、Side-Bに4曲の全10曲収録。