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Mu-Nestの2009年作のコンピに参加後、1stアルバムを日本のSpekkからリリースしていた、アルゼンチンのFederico Durandの2ndフルアルバムがルクセンブルグのOwnからリリース。
やや粗いアナログ感のあるプチノイズ〜薄いさざ波のノイズなども漂う、不鮮明なオブラートで包んだような仄かに霞んだ空間の中に、反響音がゆっくりと伸びていく緩やかなピアノフレーズ、ゆったりとつま弾かれるアコギのアルペジオ、穏やかなシンセ〜フィードバックのドローン、鳥の鳴き声等のフィールドレコーディング・サンプルなどの儚げなサウンドが柔らかくしっとりと染み渡る、デリケートなアンビエント〜エレクトロ・アコースティック〜エクスペリメンタル・サウンド。ぽろぽろとこぼれ落ちるようにひとつひとつの音色が優しく広がっていく、ノスタルジックな世界に浸れるメロウで美しいサウンドをアルバム全体を通して聴かせています。Own、Karaoke Kalk、Mu-Nest、Preservation、12K、Apestaartjeあたりの、優しく癒されるようなエレクトロ・アコースティック・サウンドのファンのかたにオススメなアルバムです。全7曲35分収録。
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