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ルイヴィルの重鎮Shipping Newsの、2005年の前作『Flies The Fields』以来5年振りのリリースとなるフルアルバム。この5年の間にホームだったQuarterstick Recordsの活動休止、ヴォーカルJason Noble氏の病気などがあり活動が危ぶまれていましたが、こうして復活作を届けてくれました。感涙です。
タイトで硬質なドラムと、鈍器のようなゴリゴリのベースが作り出すアグレッシヴなリズムに、不穏なムードが漂うスモーキーなギターフレーズや、締め上げるようなソリッドなギター〜ノイジーに崩したジャンクなギターサウンド、そしてハーフ・シャウト〜ハーフ・スポークンスタイルの気だるい囁きorアジテーションヴォーカルが絡み合う、張りつめた緊迫感のあるポストコア〜オルタナ〜インディーロック。もったりと弛緩したダウナーなムードと、エネルギッシュに力強く押し倒していく勢いが交錯する、Touch And Go〜Quarterstick作品や、メンバー各自が以前在籍していたルイヴィルのポストコア〜インディーロックバンドのファンのかたにもオススメな復活作に仕上がっています。全9曲35分収録。今作は一応新作のアルバムということになりますが、録音は地元ルイヴィルのベニュー「Skull Alley」で2009年6月に行なわれたライヴで録音された新曲7曲と1曲の既発曲(前作収録の「(Morays Or) Demon」)に、2006年の来日公演時に東京の渋谷O-Nestで録音された前作収録の「Axons & Dendrites」を加えた、既発曲も混じったライヴ盤であり、かつ新作アルバムであるというちょっと特殊な形態でのリリースとなっています。ただ別に録音の質が悪かったり、音圧が弱かったりするわけではなく、バンドのサウンドにマッチしたささくれだった臨場感のある音質で録音されていますので、スタジオ録音では無いということを気にしなくても全然問題はありません。また、一緒に収録されている2曲の既発曲もライヴ特有の生々しい空気を持った迫力のある仕上がりなので、前作のスタジオ盤とはまた違った一面を見せている再録だと思っていただいていいと思います。パッケージのデザインはG&VoのJeff Mullerの手によるもので、ざらついた紙に凹凸をつけたレタープレスの手作り感のある紙パッケージとなっています。彼が90年代にやっていたバンドJune Of 44の紙ジャケットリリース作品と同じ流れを汲む仕上がりとなっています。
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