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Adam WiltzieとのStars Of The Lidのメンバーとしても活動するBrian McBrideの、2005年作の前作『When The Detail Lost Its Freedom』以来5年振りのリリースとなる2ndソロアルバム。ジャケットにも蜂の写真が使われていますが、今作は『Vanishing of the Bees(蜂の消滅)』という養蜂業に関するドキュメンタリー映画のために制作されたアルバムとなっています。
ゆったりと上昇していくデリケートなギターのフィードバック〜滑らかなギターのハーモニックなドローンと、淡くぼやけたトーンの美しいピアノフレーズ〜ストリングス〜ホーンなどのシンフォニックなオーケストラ・サウンドとが、静寂の空間で緩やかに、なだらかに重なり合うメランコリックなアンビエント〜ドローンサウンド。オーケストラサウンドは荘厳な響きながらも暗い重々しさはなく、揺らめきのドローン調のサウンドとなって大らかに浮遊する、格調高い品格のある儚く美しいサウンドに仕上げています。Part 1,Part 2などに分かれている曲もありますが、そうでは無い曲でもワンパートのループだけではなく1曲のなかで短い何パートかで構成されている、組曲的な楽曲をおさめたアルバムとなっています。Krankyファン、Stars Of The Lid作品〜前作の1stソロのファンのかたなどはもちろん、美しいアンビエント〜ドローン作品、ポストクラシカル系の作品のファンのかたなどすべてに幅広くオススメな1枚です。全11曲43分収録。
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