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Helios〜Goldmund名義で活躍しているKeith Kenniffの、本名名義では初のリリースとなるフルアルバム。今作はKeith Kenniffが音楽を手掛けた、ドキュメンタリー映画『The Last Survivor』のサントラアルバムとなります。
淡いアナログ感のあるノスタルジックなピアノフレーズ、ストリングスによる叙情的なクラシックサウンドをベースに、反響系のエフェクトのかかったアンビエンスなギターサウンド〜アコギのアルペジオ、仄かに佇むシンセドローン〜ミニマルなエレクトロニック・サウンドなども取り入れた、エクスペリメンタル〜エレクトロニカ〜エレクトロ・アコースティックのテイストも消化したピアノ主体のポスト・クラシカル・サウンド。どちらかと言えばHeliosよりもGoldmundでのサウンドに近い作風ですが、シンプルなピアノ・ソロだけはなく、Goldmundより音数を加えたサウンドやアンビエント〜ドローン寄りになったサウンド、もう少しアブストラクトな五月雨フレーズを使ったトラックなども見せている、Goldmundでの世界観を元に様々な情景を描くためにサウンドを若干マイナーチェンジさせたようなアルバムに仕上がっています。サントラ作品ではありますが元となっている映画に通じていなくてももちろん何の問題も無い、彼のGoldmund名義での作品や、Balmorhea、Last Days、Eluvium、Olafur Arnalds、Nils Frahm、Peter Broderickなどのファンのかたにオススメなアルバムです。全18曲50分収録。Keith Kenniff名義での曲は全18曲中14曲で、4曲はGoldmundのアルバム収録曲(『Corduroy Road』から2曲、『Famous Places』から2曲)からの抜粋となっています。
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