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カリフォルニアのポストロック系レーベルFuturerecordingsからリリースされた、サンディエゴの7人組The End of Scienceのフルアルバム。これ以前にリリースされている2枚のアルバムがフィジカルリリースだったのか、デジタルオンリーだったのか確認が取れなかったのですが、いずれにしても今作が3作目のフルレングス作品となります。
キリキリと締め上げるように伸びていくやや歪んだ高音のギター〜トレモロ、分厚く重ねられたアグレッシヴな轟音ギター、手数の多いローリングドラムなどで激しくも開放的な広がりを見せる展開と、しっとりと染み渡る悲し気なピアノ〜ディレイのかかった緩いギターフレーズによるメロウな叙情的なサウンドや、もったりと重たい間を取って、陰のあるダークムーディーなサウンドを奏でるやや暗黒なスロウなサウンドなども織り交ぜたインスト・ポストロック。ディープな面と荒々しいヘヴィーな面のどちらもバランス良く上手くバンドの世界観に取り込んで、荒さとシネマティック〜メランコリックな情景が交錯する深みのあるサウンドを作り上げています。La Verite、Oriin、Sunlight Ascendingなどの他のFuturerecordingsのポストロック系のアーティストや、Gifts From Enola、Beware Of Safety、CaspianなどのThe Mylene Sheath系のインストバンドのファンのかたにもオススメなアルバムです。全9曲63分収録。ナンバリング入りの限定100枚でのリリースです。
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