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途中様々なアーティストとのコラボ作は数多くありましたが、単独作のオリジナルアルバムとしては2006年作の『Northern』以来4年振りのリリースとなるTaylor Deupreeのフルアルバム。
今作は彼が2009年末にイングランドのヨーク大学の音楽リサーチセンターのプログラムに招待され、学内の設備を好きなように使える自由を与えられた時に制作された楽曲を収録。デリケートな反響音〜薄いドローンなどで仄かに霞ませた空間に、水泡のようなまたたきや、微かに擦れた音〜チリヂリとした信号音のような微細なエレクトロニクス、楽器の音を加工した不規則に鳴らされるパーカッションのようなサウンドなどで構築された、ミニマルなエクスペリメンタル・サウンド。学内にあったバリ島やジャワ島などのガムラン楽器を用いているようですが、民族音楽調の要素〜オーガニックな要素はあまり感じさせず、微細でデリケートな電子音〜幽玄的なドローン調のサウンドをベースにして、スピリチュアルで瞑想的な世界を作り上げています。綺麗でメロディックな路線だった『Northern』と比べると仄暗いディープな路線のサウンドですが、Taylor Deupreeの実験音楽・電子音楽家としての手腕は前作以上に発揮されているアルバムに仕上がっています。ディープでありかつ細かい音の鳴りが美しい、非常に12Kらしいミニマルな電子系〜電子インプロ系の作品のファンのかたにオススメなアルバムです。全4曲45分収録。
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