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90年代から活動を続ける3人組Trans Amの、オリジナルアルバムとしては2007年作の前作『Sex Change』以来3年振りのリリースとなるフルアルバム。2009年にリリースされたライヴアルバムも加えると通算10枚目のフルアルバムとなります。
アグレッシヴなドラミング〜エレクトロニック・ビートの反復に、ファンキーなシンセベース〜歪んだスペーシーなシンセや、アヴァン〜ノイジーなギターサウンド、軽快なカッティングギター〜アコギ〜軽やかな浮遊感のあるギターサウンド、さらにトラックによってはエフェクトのかかったロボットチックなヴォーカル〜コーラスなどもあわせたスペースロック〜エクスペリメンタル・ロック〜エレクトロニック・ロック〜ポストロック。今作でも人力テクノ〜クラウトロック的なアプローチのサウンドと、ダークムーディーな妖しさのあるシンセサウンド〜ノイジーなギターサウンドなどが沸き立つ、アヴァンロック〜音響的なアプローチのサウンドを組み合わせて、クールな鋭利さとレトロなアナログ感が入り混じる独特の世界観のあるトラックを聴かせています。ベテランらしい貫禄あふれる1枚です。全12曲38分収録。
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