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エレクトロニカ〜エクスペリメンタル系の良質な作品のリリースを続ける日本のSymbolic Interactionからリリースされた、フランスのLaurent GirardによるMelodiumのフルアルバム。ここ2年ほどは自主制作のCD-Rリリースでしたが、Audio Dregsからの2008年作のアルバム『Cerebro Spin』以来2年振りとなる、CDでのオリジナルアルバムのリリースとなりました。編集盤やCD-R作品なども含めると、今作で16枚目のアルバムリリースとなります。
録り溜めている音源が多いアーティストだけあって、今作もリリースは2010年ですが音源自体は2006年末〜2007年初頭にかけて制作されていた音源を収録。淡くセピア色ににじんだ、ノスタルジックなメロディを奏でるシンセ〜ピアノなどの鍵盤楽器の優しい音色と、ドローン調のまどろみのサウンドや緩んだギターサウンド、朴訥としたアコギのアルペジオ、ストリングスなどを組み合わせたアコースティック・インスト。フォーキーなエレクトロニカの要素もありますが、電子的な面はあまり感じさせず、しっとりとした黄昏のアコースティック・サウンド〜クラシックな要素をベースとしたトラックをアルバム全体を通して聴かせています。全11曲58分収録。ラストトラックは組曲的に構成された、30分以上に渡るポスト・クラシカル〜アンビエント〜エクスペリメンタルな大作となっています。
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