PayPalのクレジットカード決済システムを利用しています。当店ではカード情報を保持いたしませんので、ご安心いただきお買い物ください。
詳細はお買い物ガイドをご覧ください。
これまでCD-Rで作品をリリースしてきた札幌のエクスペリメンタル〜ドローン系のレーベルSlow Flow Rec初のCDでのリリースとなった、カリフォルニアの夫婦2人組Celerのフルアルバム。2009年9月にリリースされたLow Pointからのアルバム『Brittle』の掲載時にもお伝えさせていただきましたが、2009年7月に奥さんのDanielle Baquet-Longさんが病気でお亡くなりになられてしまいました。今作は彼女が亡くなる数日前に完成した夫婦での最後の共作となります。
2008年に当レーベルからCD-Rでリリースされたアルバム『Cursory Asperses』の続編にあたる今作は、『Cursory Asperses』と同じく曲名のように名付けられた各パートが12パートほど作られていますが、曲間を区切ってあるわけではなく、アルバムタイトルにもなっている『In Escaping Lakes』として1つにまとめられた全1曲40分の長尺のトラックとなっています。ピアノ、フルート、ストリングスなども用いて制作されているようですが生音の響きが目立つようなサウンドではなく、プロセッシングされてにじんで霞んだ各音が空間に溶け込んでゆったりと佇んでいる、オーロラのような深遠で美しいドローン〜アンビエントサウンドを繰り広げています。Celerの繊細で瞑想的な世界観のファンのかたには今作もオススメなアルバムです。
♪Listen
♪Listen