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フィンランドのSamu KuukkaとVille Kuukkaの兄弟ユニットThe Gentleman Losersの2ndフルアルバム。2006年作の1stはCCOのサブレーベルBuroからのリリースでしたが、今作はCCOからのリリースとなりました。
じんわりとぼやけたトーンで奏でられるシネマティックな哀愁のギターフレーズ〜アコギのアルペジオ〜ペダルスチールなどに、淡く霞んだ音色の管楽器〜弦楽器〜鍵盤楽器やデリケートなエレクトロニック・サウンドなども絡めたノスタルジックなインストゥルメンタル。ポストロック、フォーキーなエレクトロニカ、アメリカーナ〜カントリー、ギターアンビエントなどの多彩な要素と多くの楽器と取り入れながらも、的を絞りきれていない散らかった印象や豪華な音を詰め込みすぎたような感じはなく、どのトラックでもセピア色の映画のワンシーンのようなサウンドを切なく染み渡らせています。Jasper TX、Sumner McKane、Bibio、Colleen、Hannuあたりのサウンドのファンのかたにオススメなアルバムです。全12曲52分収録。
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