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スウェーデンのScraps Of Tapeの、前作『This Is A Copy Is This A Copy』以来2年振りのリリースとなった3rdフルアルバム。
1stで1曲だけだったヴォーカル入りのトラックを2ndでもう少し増やしてきていましたが、今作はインストが2曲だけとなったほぼ全曲ヴォーカル入りのアルバムに。繊細な単音フレーズ、ピアノなどを用いた緩やかで切ないサウンドと、重厚なラウドギターの旋回、エッジの効いた疾走感のあるノイジーギターなどによるポストロックスタイルのサウンドは引き継ぎながらも、黄昏の囁きのヴォーカルと高らかに歌い上げるヴォーカルも存在感を発揮しているエモーショナルなインディーロック+ポストロックサウンドを展開。「動」の方のサウンドでの持ち味だったカオティックな爆発力が若干トーンダウンしていますが、陰りのある渋いムードで熱さと哀愁が入り混じるサウンドとうたを聴かせる、新たな魅力を存分に打ち出しているアルバムに仕上がっています。Scrap Of Tapesが一番ヘヴィーなのできらびやかな面は少なめですが、同じスウェーデンのSeptember Malevolence、Aerial、Jenifereverなどのファンのかたにもオススメな1枚です。全11曲41分収録。デジパックでのリリースです。
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