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モントリオールの3人組Below The Seaの2005年作の3rdフルアルバム。Mathieu LevesqueからVictor Meyerに今作からベーシストがメンバーチェンジしています。
キーボード、プログラミング~エフェクトなどで仄かに煙らせたアンビエンスなまどろみのなかで、すき間をいかして音抜けのいいジャジーなリズムを緩やかに刻んでいくドラムとベース、ムーディーに染み渡るメランコリックなディレイギターフレーズ~ピアノなどを美しく繊細に響きわたらせていく、ノスタルジックなインストゥルメンタル。Sylvain Chauveau~Micro:mega、Epic45、Bark Psychosis、Slowdiveなどに通じる、聴き手を淡い揺らめきやクラシカルな静寂の世界に引き込むトラックを基調に、曲によってはトロンボーン、ヴァイオリン、クラリネットなどのゲストプレイヤーも迎え入れて、ジャズ~クラシックとアンビエンスなポストロック~エクスペリメンタルが溶け合ったしっとりサウンドを見せています。今作のブックレットには、Below The Seaの全作品はもちろん、Where Are Myの作品のアートワークを手掛けるギターのPatrickと、新ベーシストVictorの手による美しいモノクロ写真が20ページおさめられています。全9曲39分収録。