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シアトルのUnwed Sailorの3枚目となる2006年作のフルアルバム。
初期EP~1stのクリアなギターフレーズで疾走するドラマティックなギターインスト、絵本のために書き下ろした2ndの朴訥アコースティックインスト、そしてEP『Circles』ではアンビエント~ドローンと、マイペースなリリースでサウンドが変化してきておりますが、今作はヴォーカルも入れてきてスロウコアともリンクする仕上がりに。交流のあったEarly Day MinersのDan Burtonが今回メンバーとして参加しており、ぼやけたシンセ~アンビエンスなエフェクト~フィードバックなどで仄かに霞む空間に、しっとり美しいアコギのアルペジオ~叙情的な黄昏のフレーズをゆるやかにのせていく、Early Day Miners直系のメランコリックなスロウサウンドをインストとヴォーカル入りの両方で聴かせています。歌も含めてダウナーな仄暗さもありますが、全体的にはノスタルジックな切なさが染みるアルバムに仕上がっています。全6曲33分収録。