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Saxon Shoreと並ぶBurn Toats Vinylの人気バンド、Johnathon Fordを中心とするUnwed Sailorの2008年作の4thフルアルバム。
Early Day MinersのDaniel Burtonもメンバーとして参加していた、EP『Circles』~前作の3rd『The White Ox』ではアンビエント~エクスペリメンタル、ヴォーカル入りのスロウコアなどの方面のサウンドを見せていましたが、今作はまた初期の1stアルバムの頃のメロディックなギターインスト路線にカムバック。エモーショナルに疾走する面は昔に比べれば控え目ですが、うねったベースも絡ませるバンドサウンドのリズムに、高音に艶のあるクリアな切ないギターフレーズ~やわらかいトーンのシンセなどをのせて、穏やかに心地よく流れて行くギターインストを聴かせています。瑞々しい勢いだけでなく、アンビエントな時期も通過したからこそ発展したとでも言うような、緩やかでしっとりした深みもまとったサウンドに仕上げています。Unwed Sailor本来のポストロックなギターサウンドのファンだったかたや、Saxon Shore、Tristezaあたりのファンのかたにオススメなアルバムです。全9曲42分収録。