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Port Royalと親交の深い、オーストリアはヴィエナの4人組Tupolevの2008年作の1stフルアルバム。これ以前にはドイツのCDRレーベル12recからEPを1枚リリースしています。
テクニカルなドラミング、ピアノ、チェロなどによるジャズ、クラシック・サウンドと、クランチノイズ~かすかな信号音のようなエレクトロニクス~エフェクトなどのエレクトロニックサウンド、ピアノやストリングスとマッチしたダークムーディーなギターフレーズなどによる、ジャズをベースにしたポストロック~エレクトロ・アコースティック~ポストクラシカルサウンド。手数の多いドラムとギターでスリリングなムードを作り出しているバンドサウンドのトラックや、ピアノ~ストリングスなどがしみじみと鳴らされるシネマティックなサントラ風のトラックなどで、Triosk、Driftなどから、John Coltrane、Bill Wells、Silver Mt.Zion、Sylvain Chauveauなどまで通じる、時に緩やかで時にテクニカルなリズムの入ったグルーヴのある荘厳なサウンドを聴かせています。全9曲35分収録。