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NYのクラシックなポストロック~エクスペリメンタル・バンドSlow Sixの2007年作の2ndアルバム。
ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラなどのストリングス、ピアノが厳かに響き渡っていく室内楽ポストロック~ポストクラシカルなスタイルと、ストリングスやシンセのドローン、ミニマルなギターフレーズや、ラップトップなどによるアンビエント~エレクトロ・アコースティックサウンドとで、今作でも演劇・映像にマッチするような緊張感と美しい穏やかさが同居する深遠なサウンドを描き出しています。ピアノ以外の各サウンドは幽玄的な緩んだフレーズながらも、その伸びやかなサウンドが重なり合うこと生まれる繊細な揺らぎのなかに聴き手をゆっくりと引き込んでいきます。基本的にクラシックな要素がメインのバンドですが、ギターフレーズを中心としたギターアンビエント系のトラックも今作では聴かせています。12K、Apestaartje、Constellation、Typeなどのレーベルの、わびさび的なエクスペリメンタル~エレクトロ・アコースティックから、ドローン、ミニマルなクラシカルサウンドの作品などまで通じるアルバムに仕上がっています。Rachel'sやDirth Threeなどのファンのかたにもオススメです。全6曲69分収録。