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Pinbackの2007年作の4thフルアルバム。
軽やかに上下しながら軽快につま弾かれるお得意のツイストギターフレーズ、タイトな疾走感のあるギターカッティング~タメのきいたドラムに、シンセ~ピアノのノスタルジックな緩いメロディ、そしてRobとZachのハーモニックなツインヴォーカルをのせていく切なくエモーショナルなインディーロック。冒頭1曲目があまりPinbackでは見せてこなかった、RobのアザープロジェクトThingyにちかい疾走ギターロックではじまりますが、その後は切れ味のあるひねったポップセンスと哀愁の繊細なうたとミドルテンポのしなやかなグルーヴが一体となった、RobとZachならではのPinback節が詰まったサウンドを聴かせています。独特のペナペナっとした質感の単音フレーズは健在ながらも、これまでよりも若干全体の音圧があがり、またヴォーカルの淡さは残しながらもサウンドの輪郭がくっきりとした録音で、やさしい幸福感を保ちながらも3rdからまた力強さを推し進めたようなアルバムに仕上がっています。アルバム『Autumn Of The Seraphs』(TG 300)自体は全10曲収録でデジパックでのリリースですが、初回限定盤はアルバム未収録曲を収録したカードスリーヴの3曲入りEP(TG 321)がオマケで付いた2枚組でのリリースとなっています(ちなみにこの3曲は日本盤にも収録されておりません)。