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Boatsの3rdアルバム『Tomorrow Time』にヴォーカルで参加していた、Chris StewartのプロジェクトNeed More Sourcesの2007年作のデビューフルアルバム。
Boats作品には声での参加でしたが本人のソロはうたものではなくインストで、グリッチ~微細なアブストラクトビートが仄かに霞んだ空間でまたたくMoteerらしいミニマルなエレクトロニックサウンドと、ピアノ~アコギ、ストリングスなどのジェントルなクラシカル~アコースティックサウンドで静寂にムーディーに響き渡っていくクラシック+アブストラクト・エレクトロニカを聴かせています。ダークな雰囲気とまではいきませんが、すき間をいかしたやや陰りのある儚気なサウンドで、エレクトロニカだけでなくCollen、Julien Neto、Goldmund、Max Richterなどのエクスペリメンタル~ポストクラシカル系のアーティストや室内楽ポストロックなどにも通じる世界をデリケートにつくりあげています。音数も多く、リズムにも張りのあるトラックは、以前MoteerからリリースしていたManyfingersあたりにも近い雰囲気も持っています。