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前作『Summer Make Good』以来3年振りのリリースとなった2007年作の4thフルアルバム。2006年にクリスティンも脱退して男二人となってしまったmumでしたが、今作制作にあたり男性2人、女性3人を加えた7人組の大所帯バンドとなって新生mumをスタートさせました。
アコーディオン、オルガン、アコギ、鉄琴などのやさしい音色がほのぼのと響いていく、木の温もりを感じさせるようなアコースティックサウンドと、パーカッシヴなドラムサンプル~クランチビート、細かなアクセントとなって散りばめられたエレクトロニクスなどのラップトップのサウンドが絶妙に融合された、ファンタスティックなエレクトロニカ+アコースティック・ポップ。ノスタルジックな哀愁の世界をキュートに作り上げるGunnarとOrvarのサウンドプロダクションのセンスは変わらずも、微妙な質感の変化ですが今回は幻想的な霞んだまどろみではなく、開放的なポップ・サウンドとしてこれまでのmumの世界を鳴らしたような作品に仕上がっています。多少シフトチェンジしたとは言えあからさまにはっちゃけてポップになっているわけではないのですが、やはり何とも言えないぼやけた妖艶さで包んでくるような、過剰なまでに個性のあった双子の姉妹のあの歌声から別の女性に変わったことは、mumの世界観の印象が変わる大きな要因にはなっています。