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グランド・ハープを抱えた女性SSW、Joanna Newsomの2006年作の2ndフルアルバム。
細やかにつま弾かれ艶のある音色で降り注ぐハープのメロディと、BjokeやHanne Hukkelbergに通じる甘く幼くもありソウルフルで説得力もある不思議な魅力をもった歌声に、今作はアルバム全編にフルオーケストラアレンジとマリンバ、バンジョー、様々なパーカッションなどの多彩な楽器を取り入れて、マジカルなオーケストラル・ポップ+ソフトロック+フリーフォークとでもいうような美しくクラシカルなサウンドを聴かせています。もちろん彼女の歌声とハープが中心にありますが、その奥で声や歌の調子にあわせてシーンが移り変わっていくようにドラマティックなオーケストラサウンドが舞う、繊細でノスタルジックな世界を全5曲55分という組曲のようなスタイルでつくりあげています。プロデュースとアレンジはVan Dyke Parks、ハープとヴォーカルの録音はSteve Albini、ミックスはJim O'Rourkeという説明不要の3者が担当。ヴァンダイクパークスとアルビニが並んでクレジットされているというある意味奇跡的なアルバムです。音が詰まりすぎていないのに、その儚げなサウンドが迫り来るダイナミックさも持ち合わせているオルークのミックスワークも素晴らしいです。傑作。