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ライヴ盤や企画盤なども含めると通算10作目となる、Joan Of Arcの2006年作のフルアルバム。
Make Believeとしても活動するTim Kinsella、Sam Zurick、Bobby Burg、Nate Kinsellaの4人に、Todd Mattei(Sharks And Seals)、Ben Vida(Town And Country)、Cale Parks(Aloha)、Mike Kinsella(American Football~Owen)の8人で今作は制作されています。Make Believeでハイテンションのアヴァン・インディーロックを聴かせているので、Polivinylからの前作もジャジーなしっとり路線でしたが、今作もJoan Of Arcでは穏やかでスロウなサウンドを聴かせています。弛緩した緩いギターフレーズ~メロウなアコギのアルペジオ、ヴィヴラフォンなどに、声を張り上げることなくやさしいささやきのTimはヴォーカルをのせた、メロディアスなフォーキーサウンド~繊細なツイスト・エクスペリメンタル・ポップ。Joan Of Arcらしいひねりのきいたギターサウンドも見せていますが、今回はMike KinsellaのAmerican Football~Owenにも通じるメランコリックなうたが際立ったアルバムに仕上がっています。全10曲36分収録。