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Helios名義でもリリースしている、ボストンのKeith KenniffのピアノソロプロジェクトGoldmundの、2007年作のフルアルバム。長らく廃盤状態になっておりましたが、2011年12月に再プレスされました。オリジナル盤のリリースはデジパックでしたが、再リリース盤はジュエルケースでのリリースとなっています。
ノスタルジックで寂し気なモノクロの情景が淡くにじんでいくような、悲し気なフレーズをゆっくり淡々と静寂に染み込ませていくトラックと、細かな美しいフレーズが滑らかに流れていく流麗なトラックを聴かせるピアノソロ作品。今作もほとんど他の音は取り入れず、音のすき間の空間やピアノの音が消え入る余韻でもそのしっとり美しい世界を演出している、シンプルなつくりでムーディーな作品に仕上げています。Goldmundの他のピアノ作品のファンのかたはもちろん、ピアノを使ったポストクラシカル系のアーティストの作品のファンのかたにオススメです。全11曲収録ですが2分ほどのショートトラックが多く、トータル24分ほどのミニアルバム的な内容となっています。
*プレス工場で貼り間違えられたのかもしれませんが、パッケージになぜかAnticonからリリースされているRaleigh Moncrief『Watered Lawn』用のコメントシールが貼られています。シュリンクの上なので開封後は破棄される部分のため、それにより本品の購入の際に特に何か問題があるわけではございませんが、一応念のために明記させていただきました。