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2022年作の前作『Ghost Poems』以来2年振りのリリースとなる、USニューヨークのJacob LongによるEarthen Seaのフルアルバム。
エコーのかかったダビーなビート〜パーカッシヴなビート、緩やかなダウン・ビート、ジャジーなドラム〜しなやかなベースの緩やかなテンポながらも小気味良く刻まれるリズムと、柔らかいムーディーなシンセ〜エレピ、浮遊感のあるドリーミーなシンセや、深いリバーヴで霞んだギター・サウンドなどの美しい微睡のサウンドでなだらかに漂う、幻想的で美しいアンビエント・ダブ〜ダブ・エレクトロニカ〜アンビエント・ジャズ〜アンビエント・ポスト・ロック。本作は本作制作前に1年間かけて没頭していたという、老舗名門ジャズ・レーベルECMの膨大なバック・カタログからインスピレーションを受けて制作されたようで、これまでのダブ・テクノ〜アンビエント・ダブ・サウンドに、ジャズ、アンビエントのテイストが色濃く加わって、さらにソフト・サイケ、トリップ・ホップやダウンテンポ、シカゴ音響派なポスト・ロックにも通じるサウンドにも発展していった、今までの作品で一番甘美で優美なクロスオーバーなサウンドを鮮やかに作り上げているアルバムとなっています。全9曲収録。現状ではLPのみでのリリースとなっています。