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2020年作の前作『A Few Scattered Hours』以来4年振りのリリースとなる、モロッコのハンマード・ダルシマー奏者Joel Hansonを中心とするユニットMemory Drawingsのフルアルバム。前作までは当初メンバーだったHood〜The Declining WinterのRichard Adams、Sarah Kemp(brave timbers)との3人の編成は変わらずも、他のバンド・メンバーが変わる動きがありましたが、今作からはJoel Hanson以外の参加メンバーはそのつど流動的に変わるプロジェクトとなっています。
ドラム〜パーカッション、重厚なベースの緩やかなダウン・ビートと、繊細なハンマード・ダルシマーのアルペジオ、優雅なストリングス、叙情的なフレーズとサイケな歪んだ力強いサウンドの双方を奏でるギター・サウンドによる、ノスタルジックなアコースティック・インスト〜アコースティック・ポストロック。Hood〜The Declining Winterに近い雰囲気のギター・サウンドも変わらず見せながらも今作はRichard Adamsは参加しておらず、その代わりにJoel Hansonの兄弟のBradley Hanson、Joel Hansonが1990年代に組んでいたバンドのメンバーなどのギター〜ベースで大々的にフィーチャーして、これまでのトラディッショナルなフォーク、ポスト・クラシカルに、ドラム〜ギター〜ベースのバンド・サウンドによるロックな強度もより増したフォーキー〜クラシカルなポスト・ロック作となっています。Ben Chatwin(Talvihorros)、Giulio Aldinucci、Sound In Silenceの主宰者のGeorge Mastrokostas(Absent Without Leave)なども1曲ゲスト参加しています。全8曲38分収録。折り畳み型の紙パッケージの前面にステッカーを貼ったハンドメイドのパッケージ、盤はCD-Rで限定350枚でのリリース。
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