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2012年作の前作『Toward The Low Sun』以来12年振りのリリースとなる、オーストラリアの3人組Dirty Threeのフルアルバム。今作も前作に続き、US盤はDrag Cityからリリースされました。
テクニカルに自在に細かく乱打されるフリーフォームなドラム〜パーカッションと、優美なピアノ、力強く勇壮なヴィオラ〜ヴァイオリン、緩んで崩したギター・サウンド〜渋みのあるブルージーなギター・フレーズ〜ノイジーな歪んだギター・サウンドなどで、アグレッシヴな騒々しさと穏やかなゆるさのあるサウンドを行き来しながら自由度を高く巧みに奏でられるインスト・ポスト・ロック。今作は1曲目がノイジーでエモーショナルなトラックではじまりますが、以降はピアノも多く使い、アンビエント寄りの大人びた情感豊かな優し目のサウンドのトラックを中心に、ポスト・クラシカル、ジャズ〜フリー・ジャズ、カントリー〜トラッド・フォーク、ブルース・ロックなどのテイストがブレンドされた、叙情的でドラマティックなサウンドを展開しているアルバムとなっています。これまでのDirty Threeの作品のファンのかたに今作もオススメなアルバムです。全6曲41分収録。
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