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00年代にTouch And Go、Fat Catからリリースしていた、NYのNina NastasiaのフルアルバムがTemporary Residenceからリリース。2010年作の前作『Outlaster』以来12年振りのリリースになります。
繊細なアコースティック・ギターのアルペジオ〜緩やかなストロークでしんみりと奏でられるギター・サウンドと、優しく美しい伸びやかなヴォーカルで歌い上げる力強くも少し切ない哀愁のうたによる、ノスタルジックなフォーク・ロック。Nina Nastasiaのこれまでのアルバムのプロデュース、アートワークのデザインなどを手がけ、長年プライベートでもパートナーだったKennan Gudjonssonとの関係解消後の死別という経験を数年前に経てから作られている今作は、ギターのみのシンプルな演奏とヴォーカルの弾き語りスタイルで、悲しみの翳りもありながらも、また再び自分がレコードを作ることへの喜びや幸福感、生きることへの決意など感動的な力強さも見せている、深く鋭く胸を打つ素晴らしいうたが揃ったアルバムとなっています。録音とプロデュースをSteve Albiniが、マスタリングをBob Westonがそれぞれ手掛けています。全14曲33分収録。