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UKの3人組インスト・ポスト・ロック〜ノイズ・ロック〜エクスペリメンタル・ロック・バンドThree Trapped TigersのキーボーディストTom Rogersonのソロ・アルバムがWestern Vinylからリリース。ソロの本名名義としては2017年にDead OceansからBrian Enoとの共作アルバムをリリースしていますが、単独名義でのソロ・アルバムのリリースとしては、即興演奏のジャズのピアニストとして活動を開始した頃の2005年にリリースされた、デビュー・アルバム以来17年振りとなる2作目のリリースになります。
緩急をつけながら滑らかに流れる、まばれな細やかなフレーズが連なる即興的なアブストラクトなサウンドや、ドラマティックに高揚する華麗なフレーズ、切なく沁みるデリケートなフレーズ〜悲し気な陰のあるフレーズなど、卓越した演奏で様々な情景を奏でられる洗練された美しいピアノに、トラックによってはハミング〜コーラス、落ち着いたジェントルなヴォーカルによるソフトなうたもフィーチャーした、ロマンティックで美しいピアノ・ソロ〜ポスト・クラシカル・サウンド。Keith Jarrettを彷彿させるようなテクニカルなピアノが映える即興ピアノのジャズ、美しいメロディーが胸を打つNils FrahmやMax Richterのような繊細なピアノのポスト・クラシカル、ミニマル〜アンビエントなタイプのピアノ・トラック、アルバム全曲中3分の1程あるヴォーカルの入ったピアノ+ヴォーカルのフォーク・ロック・タイプのトラックなど、どの曲でも過剰過ぎず心地良さと美しさを保ったままドラマティックなサウンドを巧みに奏でている優雅なピアノ・アルバムです。全11曲44分収録。
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