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80年代初頭に環境音楽の制作会社・レーベル「サウンドプロセスデザイン」を設立し、名作家・吉村弘をはじめ、柴野さつき、Oscilation Circuitなどの作品をリリースしていた、日本の環境音楽の先駆者Satoshi Ashikawa(芦川聡)の1982年作の唯一のオリジナル・アルバムの2019年にリリースされた再発盤。
ぽろぽろとこぼれ落ちる水滴のように奏でられる、ピアノ〜ハープの繊細で静ひつなフレーズと、伸びやかな澄んだ音色のヴィブラフォン、幽玄的なドローン調のフルートのサウンドなどで淡々と流れていく、儚く美しいミニマル・アンビエント・サウンド。和の侘び寂び的な風情も感じさせる、音数も少ない素朴なサウンドで情緒的静けさ、美しさを描き出しているアンビエント作品です。ヴィブラフォンで高田みどりが参加。ジャケットのデザインは吉村弘。再発盤CDはオリジナル・アルバムのLP未収録曲「Wrinkle」をボーナス・トラックで追加した全7曲収録。