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90年代に活動していたUSのオルタナ〜インディー・ロック・バンドSeamの、1992年作の1stアルバム『Headsparks』のアナログ盤がNumero Groupから再発。
今作以降の3作のアルバムはTouch And Goからリリースされますが、最初のアルバムの本作はLPはCity Slangからのドイツ盤のみでのリリースとなっていました(CDはHomesteadから)。ex-Bitch MagnetのSooyoung Park(Vo.,G)は最後まで変わりませんでしたが、1stアルバムのこの時期のメンバーはドラムがSuperchunkのヴォーカリストのMac McCaughanがつとめていて、また後のTouch And Goからのリリース期の1993年頃には短い期間ながらもBastro〜TortoiseのBundy K. Brown、John McEntireもバンドに関わっていました。ざっくりとしたジャングリーなギター〜ノイジーな荒いギター、繊細なリフの緩急をつけたギター・サウンドと、蒼く叙情的な抑制されたうたで展開される、ラフで荒っぽくも切なく胸を打つオルタナ〜スロウコア〜インディー・ロック。Bedhead、Versus、Idaho、Codeineなどの同時期の90年代のUSバンドとも共鳴する、後のエモ・シーンへとも繋がっていく作品となる90年代初頭のUSインディー・ロックの重要作。Touch And Go時代のアルバムしか聴いたことがなかったかたにも、あらためてぜひチェックしてみていただきたい初期作LP再発リリースです。
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