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2021年春リリースの『The Seas Trees See』に続き、同じくMorr Musicからリリースされた、Figurine〜Postal Serviceのメンバーとしても活躍してきたJimmy Tamborelloのソロ・プロジェクトDntelの2021年2作目のリリースとなるフルアルバム。
『The Seas Trees See』はアンビエント〜アンビエント・エレクトロニカ作でしたが、続いてリリースされた今作は80年代のインディー・ポップや4ADの作品などからの影響を組み合わせて、Dntelのポップ・ミュージックへの愛を表現したと言うポップ・アルバム。リズミカルなエレクトロニック・ビート〜パーカッシヴな軽快に刻まれるビート、緩やかなテンポのシンプルなダウン・ビートなどと、牧歌的なメロディのシンセ〜ギター・サウンド、穏やかに佇むソフトなシンセ〜エレクトロニクスのジェントルなサウンドに、Jimmy Tamborello自身のヴォーカルを加工して女性ヴォーカルのような声に作り替えたヴォーカルによる、センチメンタルな優しいうたをフィーチャーしたポップ・エレクトロニカ〜エレクトロニック・ポップ〜インディー・ポップ。アップテンポのキャッチーなトラックもありますが、アルバム全体的には前作のアンビエント作の流れを汲むような叙情的な安らいだサウンドのトラックが中心で、Figurine〜Postal Serviceでのエレクトロニック・ポップがスロウな落ち着いた曲調になったようなサウンドを聴かせているアルバムとなっています。これまでのDntel〜Jimmy Tamborelloの関連作、Morr Musicのヴォーカル入りのポップ・エレクトロニカ作〜インディー・ポップ作のファンのかたに今作もオススメなアルバムです。全10曲36分収録。
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