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2018年作の前作『Approaching Complexity』以来3年振りのリリースとなる、オランダの2人組Tangentの5thフルアルバム。n5MDからは前々作〜前作に続く3作目のリリースになります。
細かく脈打つ入り組んだパーカッシヴなビート、緩やかなテンポながらもシャープに刻まれるグリッチーな歪んだビートと、伸びやかに広がるシンフォニックで雄大なシンセ、コズミックなシンコペーションの利いたシンセ〜エレクトロニクス、粗いノイズのドローン・サウンドなどによる、メランコリックなアンビエント・エレクトロニカ〜アブストラクト・エレクトロニカ〜IDM。前作はピアノを大々的に取り入れたサウンドで、またビート・レスのトラックもあるなど、以前の作品よりさらにアンビエントに寄ったサウンドを展開しているアルバムでしたが、今作はまた従来の陰のあるディープな空気感はそのままに、リズミカルで複雑なビートと浮遊感のあるサウンドで精巧さと壮大さをミックスした、初期作からの流れを汲むエレクトロニカ〜IDMトラックを聴かせているアルバムとなっています。全8曲収録。現状CDでのリリース予定は無く、盤はWhite VinylのLPオンリーで限定200枚でのリリース。