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ギターとベースのダブルネックを操るギタリスト兼ベーシストとドラマーの2人組El Ten Elevenの2007年作の2ndフルアルバム。
ラウンジーなメロウフレーズと綺麗な流れのままひねったツイストフレーズも聴かせる繊細な単音フレーズのギターサウンドと、直線的に突き進む重厚なベース~ドラムの引き締まったリズムによる勢いと心地よい清涼感のあるインストは健在。Salvatore、Jullander、Sea And Cakeあたりのジャジーで晴れやかな雰囲気と、Del Rey、Turning Machineなどのエッジをきかせてタイトに流れていくサウンドがマッチしたような1stの流れを汲むトラックが中心ですが、単音だけでなくジャングリーな荒めのギターサウンドを取り入れたトラックや、ディスコ~クラウトロック風味を消化したTussleを彷彿させるトラックなど1stにはなかったタイプのサウンドも聴かせており、魅力はそのままにサウンドの幅の広がったアルバムに仕上がっています。