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ソロの他にもAufgangの活動で(現在は脱退)、クラシック界だけではなくクラブ・ミュージック・シーンからも人気のルクセンブルクのピアニスト、Francesco Tristanoのフルアルバム。
これまでFrancesco Tristanoはデトロイトテクノの重鎮Derrick Mayの曲をピアノでカバーするなどしていましたが、今作にはそのDerrick Mayがアルバムの中の半数の曲に制作で参加したコラボレーション・トラックも収録。Derrick MayがDJやリミックスではなくオリジナル作品の制作に直接関わるのは約20年振りになります。軽快な4/4ビート〜パーカッシヴな躍動感のあるビートと、エレクトロニック・サウンドのように散りばめられたきらびやかなピアノ、透明感のある美しいシンセ、スペーシー〜トランシーな広がりのあるシンセなどのスムースに流れる洗練されたサウンドによる、メロディックなミニマル・ハウス〜テック・ハウス。ピアノとフィールド・レコーディングのアンビエント〜エクスペリメンタル寄りのトラックや、アシッドなトラックなども展開していますが、全体的に綺麗でダンサブルなトラックが揃った、Kompakt、Dial、Pampa、Mule Musiq、Ghostly Internationalなどのレーベルのミニマル・ハウス〜テック・ハウス系の作品のファンのかたにもオススメなアルバムです。坂本龍一の「Merry Christmas Mr. Lawrence」のカバーも含む、全8曲58分収録。
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