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Spekk、Home Normal、OwnなどからリリースしているアルゼンチンのFederico Durandと、ソロの他にもOpitope、Illuhaのメンバーとしても活動しているTomoyoshi Dateの2人組Melodíaのデビュー・アルバム。今作は元々はルクセンブルクのOwnから300枚限定のLPオンリーで2013年にリリースされていましたが、東京のkaicoから楽曲も追加してCDでもリリースされました。
朴訥とした柔らかいアコギのフレーズ、ベル〜オルゴールの儚気な音色や緩やかに漂うオルガン、ピアノ、ホーンなどと、チリヂリとした微細なノイズ〜物音のような微かな瞬きのエレクトロニクス、鳥の鳴き声〜雨の音〜電車の音〜雑踏の人の声〜子供の声などのフィールド・レコーディング・サンプル〜ヴォイス・サンプルを組み合わせた、デリケートなアンビエント〜エレクトロ・アコースティック〜エクスペリメンタル・サウンド。崩したアブストラクトな一面もありながらも、ひとつひとつのサウンドが穏やかな優しいトーンでゆったりと鳴らされる、両者のそれぞれのソロ〜他のプロジェクトにも通じるドリーミーな温もりのあるサウンドを聴かせています。オリジナル・リリースのLPは全5曲でしたが、CDバージョンは新たな書き下ろし曲4曲を加えた全9曲収録でのリリースとなっています。