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Tympanik Audioのコンピ『Emerging Organisms Vol. 4』にも参加していた、フランスのFrank ZaragozaによるOcoeurのフルアルバムがn5MDからリリース。2010年にアルバムとEPを1作ずつリリースしていますが、共にデジタル・オンリーでのリリースのため、CDでは今作が初のリリースとなります。
エッジの効いたグリッチーなブロークン・ビート、歪んだ粗さのあるアブストラクト・ビートなどの細かくシャープに刻まれるビートと、仄暗いトーンで漂うアンビエント・シンセ〜浮遊感のある叙情的なシンセや、デリケートな綺麗目のエレクトロニック・サウンド、アコギ〜ハープ〜鉄琴〜ストリングスなどの生楽器を使ったサウンドなどを組み合わせた、メランコリックなアブストラクト・エレクトロニカ〜IDM。コンピに参加していたTympanik Audio作品にも通じる、ダーク&エモーショナルな鋭さや重さのあるビートが際立ったトラックを見せる一方で、水や雨の音のフィールド・レコーディングと、しっとりしたピアノ〜シンセのドローンによるノンビートのアンビエント・トラックなども数曲見せており、エクスペリメンタル〜ダーク・アンビエントとオーガニックなエレクトロ・アコースティック、n5MD〜Tympanik Audio系のエレクトロニカやIDMがミックスされたようなアルバムとなっています。多様性のあるn5MDのエレクトロニカ〜IDM系の作品のファンのかたにオススメなアルバムです。全10曲48分収録。
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