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Abandon BuildingからリリースしているLow In The SkyのメンバーでもあるJoseph Minadeoと、カセットレーベルRubber City Noiseのオーナーのひとりで、自身もBlack Unicorn、Cane Swords名義等でリリースしているオハイオのアーティストCurt Brownのコラボレーション・アルバム。
淡くぼやけたトーンで奏でられる穏やかなピアノと柔らかく染み渡るその残響音〜反響音、瑞々しい美しさのあるピアノのフレーズを中心に、シンセ〜オルガン〜ストリングスなどの大らかな揺らめきのドローン、五月雨のギターフレーズや、クランチノイズ〜細かいアブストラクトなエレクトロニック・サウンド、さらにトラックによってはリズミカルなベースや打ち込みのビートなども組み合わせた、シネマティックなアンビエント〜エクスペリメンタル・サウンド。幽玄的でメランコリックなアンビエント・サウンドと、ポスト・ロックやポスト・クラシカル、エレクトロニカなどの要素もミックスして、坂本龍一とFennesz、Alva Noto、Christopher Willitsとのコラボ作品あたりも彷彿させるサウンドを作り上げています。Infraction作品にしては瞑想的なドローン度が低めで多様性のある作品ですが、ピアノを使った美しいアンビエント作品のファンのかたにオススメなアルバムです。全13曲43分収録。デジパックと28ページのブックレットをスリップケースに入れた豪華なパッケージでのリリースです。
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