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To Rococo RotのRobert Lippokと、ワールド・ミュージックのパーカッショニストとして活動しているカナダのDebashis Sinhaによるコラボ・プロジェクトKnuckledusterのフルアルバムが、Tarwater、JacaszekなどもリリースしているポーランドのGusstaffからリリース。
トライヴァルなパーカッション〜不規則に鳴らされる物音のような崩したパーカッション、底の方で重みのあるグルーヴを作り出しているベースに、細かいアブストラクトなエレクトロニクス、クランチノイズ、機械的なエフェクト音〜反響音、シンセのドローンなどのエレクトロニック・サウンドをあわせた、エクスペリメンタルなインプル〜ミニマル・ミュージック〜アブストラクト・エレクトロニカ。音数の少ないストイックで硬質な面も出ているトラックもありますが、あまりインダストリアルな尖ったキツさや聴き辛さ、記号的な冷たい雰囲気などはなく、スタイリッシュなジャジーなテイストや穏やかなアンビエント、ジャーマン・エレクトロ〜ポストロックなどにちかいテイストも持った、ミニマルなインプロながらも幅広いレンジのサウンドも聴かせています。自由度の高いリズムとコラージュチックな精緻なエレクトロニック・サウンドが噛み合った、Editions Mego、Line、Raster-Noton、Sahko、Touchあたりの作品のファンのかたにオススメなアルバムです。全11曲39分収録。大きなポスターを表裏合わせて32面になるように折り込んだ、アートな紙スリーヴ・ジャケットでのリリースです。
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