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前作のアルバム『Living With Yourself』〜2枚組の編集盤アルバム『A Young Person's Guide To Mark McGuire』に続いてEditions Megoからリリースされた、EmeraldsのギタリストMark McGuireのフルアルバム。
歪んでうねるサイケ〜アシッドなギター、同じ歪みを持って糸を引くように奏でられるギターフレーズなどのトリップ感のあるファジーなギターサウンドと、クリアトーンの穏やかなギターフレーズ、ゆったりとしたアコギのストローク〜繊細なアルペジオや、さらに細かく降り注ぐスペーシーなエフェクト音〜電子音の反復、エフェクトをかけた自身のヴォーカルも効果音的に取り入れた、ギター主体のミニマル・アンビエント〜エクスペリメンタル・サウンド。曲数は6曲と少なめながらも、シンコペーションの効いた美しい反復フレーズが重なり合う高揚感を煽るサイケなトラックから、ヴォーカル入りのしっとり目のフォーキートラック、ギターシンセサイザーを使ったテクノ的なアプローチ〜エレクトロニックなアレンジも取り入れたトラック、壮大で美しい浮遊感をもって20分間ゆったりと漂い続けるアンビエント・トラックなどなど、使用するのはほとんどギターのみながらも、幅広いスタイルで作られたバラエティに富んだ内容に仕上がっています。彼のアイディアの引き出しの多さと、サウンドのレイヤードのセンス、そしてそれを実現させているギターのスキルなどの才能が存分に発揮されている、今作もMark McGuire〜Emeraldsファンなら間違い無しのアルバムです。全6曲40分収録。
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