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USメリーランド州の3人組Until Sunriseのデビューアルバム。元々2010年にデジタルオンリーでリリースされていましたが、2011年になってドイツのOxide TonesからCDでもリリースされました。
緩やかに連なるディレイのかかったギターフレーズ〜メロウでたおやかなギターフレーズ、そのバックで大らかに浮遊するフィードバックノイズ〜トレモロ、伸びやかな広がりのある美しいノイジーギターなどによるメランコリックなギターサウンドと、アコギ、ピアノなどのフォーク〜ジャズの要素や、フュージョン〜プログレ、さらにマスロックなども消化した変則的なギターサウンドなども取り入れたサウンドを組み合わせた壮大なインスト・ポストロック。メンバーはまだ若いようで、確かに曲の構成やアレンジでの詰めの甘さや演奏の拙さを感じさせる青い面もありながらも、Explosions In The Sky系のスタンダードなギターサウンド軸に、テンポチェンジ〜拍子チェンジも交えたプログレッシヴなプロダクションや、多様なスタイルの楽曲を1曲の中に多彩に盛り込んだ20分超えの組曲的なトラックなど、果敢にサウンドを多様に発展させることに取り組んでいるアルバムに仕上がっています。一緒にライヴも行なったこともあるらしい、Sunlight AscendingやThe End Of The OceanなどのFuturerecordingsのポストロックバンドのファンのかたにもオススメなアルバムです。全9曲69分収録。
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