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90年代初頭からMille Plateaux、Ata Tak、Thrill JockeyなどからリリースしてきたMarkus PoppによるOvalの、2001年作の前作『Ovalcommers』以来9年振りの復活リリースとなるフルアルバム。
ハイトーンの美しいエレクトロニクス、穏やかなシンセや、ギターの細かいフレーズなどを断片的に刻んだクリアでデリケートなサウンドと、生ドラムによるブレイクビーツ、パーカッシヴなブロークンビート〜グリッチーなエレクトロニック・ビートなどをあわせたアブストラクト・エレクトロニカ。以前のOvalよりも、カラフルでポップな音使い(さらにギターとドラムは彼自身による生演奏)で、フリーフォームに崩した中にもきらびやかな輝きのあるメロウで美しいサウンドを聴かせています。先鋭的だった頃の昔からのファンにするとちょっとポップ過ぎるかもしれませんが、実験的でもある作風のトラックを美しくメロウに聴かせている、エレクトロニカ〜電子音学〜音響系のファンのかたに幅広くオススメなアルバムに仕上がっています。CD2枚組で、Disc-1に全20曲51分、Disc-2にはショートトラックを数多く収めた全50曲61分収録となっています。ジャケットのアーティスト名とタイトルの文字の色はピンク、グレー、ブラウン、グリーンの4パターンでリリースされています。色は選べませんので、画像のピンクと異なる色の商品がお手元に届く場合もございますことをご了承よろしくお願いいたします。
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