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GastonとTaunusの2つのポストロックバンドのメンバーでもある、ベルリンのJochen BriesenのソロプロジェクトSemuinの、Audio Gregsからリリースされた2005年作の前作『Province』以来5年振りのリリースとなる2ndフルアルバム。今回はTaunusのアルバムもリリースしているドイツのAhornfelderからのリリースとなりました。
ソフトな質感のドラムによるミドルテンポのアブストラクトビート、フリーフォームな単発的なドラム〜物音のような鐘物のパーカッションなどに、弛緩した優しいアコギフレーズや、アナログシンセ〜アコーディオンなどの鍵盤楽器、ヴィヴラフォン、鉄琴などのデリケートなアコースティック・サウンドのウォーミーな音色、微細なエレクトロニクス〜フィールドレコーディングサンプルなどを合わせた、エレクトロ・アコースティック〜エレクトロニカ〜朴訥としたフォーキー・インスト。前作と同じくインプロ〜エクスペリメンタルな側面もあるプロダクションですが、実験性を持ち合わせつつもメロウで穏やかな心温まるサウンドに浸れるアルバムに今作も仕上げています。同じくAhornfelderからリリースしている、F.S.Blumm、Greg Davis、17 Pictures、Sinebagなどのファンのかたにオススメです。全10曲42分収録。
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