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前作『All Is Wild, All Is Silent』から1年も経たずに届けられた、テキサスのBalmorheaの4thフルアルバム。元々Rob LoweとMichael Mullerの2人組としてはじまり、2ndアルバム以降参加しているチェロ、ヴァイオリン、ベースの3人はサブメンバーとしてクレジットされていましたが、正式に5人組となったのか、オフィシャルのアーティト写真も5人で写るようになっています。
しみじみと静寂に染み渡る寂し気なピアノフレーズ〜ストリングスのクラシカルなサウンドと、穏やかなオルガンやアコギのアルペジオ、ゆったりとしたギターのストローク、バンジョーなどのノスタルジックなアコースティック・サウンドが溶け合った、室内楽ポストロック+ポストクラシカルサウンド。ドラムの入ったトラックもありますが、今作では前作でのダイナミックな躍動感のある力強いバンドサウンドのポストロック路線ではなく、各サウンドが静寂の空間に染み込む余韻でも聴かせるような、ミニマルなしっとり路線のトラックを中心としたアルバムに仕上がっています。ただ、単純に音数を減らしただけでなく、展開によっては効果的に音数を重ねているトラックもあり、足し算と引き算のサウンド・プロダクションのバランスが絶妙に取れている味わい深い世界を作り上げています。バンドサウンドでの勢いや盛り上がりのあるタイプがお好きなかたは、前作に比べると地味に感じると思いますが、音のすき間でも聴かせるような渋みのあるサウンド、内省的な静寂のサウンドがお好きなかたなどには、逆にこちら路線のほうがオススメなアルバムです。全9曲38分収録。
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