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ノルウェイの4人組Shiningの2007年作の4thフルアルバム。
前作でジャズを基調にプログレ~エレクトロニック・ロックともリンクするサウンドへと発展していきましたが、今作ではさらに一歩踏み込んで逸脱したカオティックな世界も展開。アグレッシヴに暴れ回るパワフルなドラミングとスペーシーにうねるシンセ、メタルチックでもあるヘヴィーに歪んだ爆音ギターのハイテンションのサウンドに、ジャジーなホーンセクション~エレクトロニクス・アレンジなどを加えた、フリーフォームなプログレッシヴロック+ジャズ+ヘヴィーロックサウンド。インストだけでなくトラックによっては呪術的なヴォーカルやパンキッシュなヴォーカルもフィーチャーして、Mars Volta、Crime In Choir、King Crimsonなどを彷彿させる粘着質なうねりのあるサウンドと、もはや変拍子ポストコアとでもいうようなテクニカルに攻めるサウンドをたたきつけています。Rune Grammofonのなかでこの存在は貴重です。